文書編集プログラム"edit"です。editは、行単位のエディターです。以下のようにして起動します。
2は、ファイルをバッファーに読み込みます。
このエディターの指令には以下のものがあります。
指定された範囲を印刷する。ここで、開始行、終了行には、"."現在行、"$"最後の行",行番号、 文脈検索が使える。文脈検索は、"/文字列/"現在行から初めて前方検索と、 "\文字列\"現在行の一つ手前から始めて後方検索とがある。
たとえば、
1pは、一行目を印刷する。
pは、現在行を印刷する。
1,.pは、1行目から現在行までを印刷する。現在行の前後を印刷するには、
.-5,.+5pとする。
\function\,/end/pは。現在行を含む関数全体を印刷する。
開始行から終了行までを削除する。
dは、現在行が削除される。
1,$d
は、すべての行が削除される。
.,$d
p
とすれば、現在行から最終行まで削除され、新しく最後の行になった行を印刷する。置換指令は、"元の文字列"を"置換後の文字列"に置き換える。また、g指定をつけることができ、
s/元の文字列/置換後の文字列/gとすれば、行全体に対して置換指令を実行できる。
s/$/文字列/は、行末に文字列を追加する。また、
s/%/文字列/は、行頭に文字列を挿入する。
文脈探索、置換指令で最後に使われた文型は記憶されている。そこで、
/ofrmat/s//format/p
//s//format/p
//s//format/p
.....
とすれば、"ofrmat"を順次見つけて"format"に置き換え確認の印刷をすることができる。開始行の後に行を追加する。
$a
は、行末に行を追加する。
$a
anything you want to type
except a line containing only a .
as in the following line
.
バッファの先頭に追加するときは、0aとすればよい。行番号が指定されていなければ、 現在行の次にそうに追加される。
a指令と同じだが、開始号の直前に行が挿入される。
変更指令は開始行から終了行までを、入力された行と置き換える。
移動指令は、開始行から終了行までを移動先の次へ移動させる。
は、ファイルを開始行の次にファイルを読み込む。
は、開始証から終了行までをファイルに書き出す。
は、エディターを終了する。ファイルへの書き込みは行わないので、w指令を実行しておく必要がある。
a,c,i,q以外の編集指令の前には、広域指定部gをつけることができる。
は、「文型」を含むすべての行に対して、指令を実行する。
このほかに、x指定、除外がある。
は、文型を含む行以外に指令を実行する。
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