モトローラの6809には、ある種の憧れを持っています。究極の8bitとか、 多彩なアドレッシング・モードとか、Z80とはテイストの違い、一度は いじってみたいとずうっと思っていました。2年ほど前に、vintagechipsさんの ブログで6809のルーズキット「SBC6809」を知りました。キットといっても プリント基板一枚だけで、製作に必要な情報はネット上から、パーツは自力で 集める必要があります。こんなアプローチもあるもんだと感心していましたが、 全て自作にしたいことと、ASSIST09というモトローラのモニタをフルスペックで 動かしたいことにこだわって、このキットには手を出していませんでした。
でも、とうとう我慢しきれなくなり、キットを入手して制限付きですが ASSIST09を動かすことができました。
このSBC6809は、6809MPUとACIAの6850、ROM 8KB、RAM 8KB、PIC12F1822を 使ったボーレートジェネレーターの構成です。ASSIST09は、PTMの6840も使います。 PTMはトレースコマンドで使用していて、トレースコマンドを使用しないなら、 PTMが無しでもASSIST09は動作します。(でもやっぱりフルスペックで動かしたい。)
SBC6809自体の組立は問題なく完了しました。組立に当たり近い将来、ASSIST09を フルスペックで動かすために改造をしています。オリジナルでは、/NMIと/FIRQは Vccに直結してあるのをこのパターンをカットし、それぞれを4.7Kの抵抗でプルアップ しました。ASSIST09はトレースのためPTMで/NMIを発生させています。この準備です。
ASSIST09をSBC6809の構成に合わせるために、以下の部分を書き換えて再ビルドしました。 変更箇所は、
RAMOFS EQU -$1900 ACIA EQU $E008 PTM EQU $E000この3点をこのように変更しビルドします。
RAMOFS EQU -$D900 ACIA EQU $8018 PTM EQU $0000
書き込み元アドレスに注意してROMに書き込んで完了です。ASSIST09が動きました。 禺画像]
PTMの代わりをPICにさせてトレースコマンドを実装できないものか、思案中です。
SBC6809ルーズキットは、スイッチサイエンス で取り扱っています。
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