ThinkPad R31 ポートリプリケーターの修理
2020-09-12


禺画像]

ノートパソコンはThinkPadをずいぶん長いこと愛用しています。 トラックポイントが付いていてマウスが不要だからです。最近、 Windows 2000の頃に使用していたThinkPad R31をPC-DOS機として復活させました。 PC-DOSをインストールするにはFDDポート接続のディスケット・ドライブが必要ですが、 R31本体にはこのポートが有りません。そこで、ポートリプリケーターの登場になります。 ポートリプリケーターは脱着式で、パラレルポート、シリアルポート、デジタルVGAポート、オーディオ 入出力ポート、EtherNetポートなどに加え、FDDポートが付いて専用ディスケット・ドライブを接続し 使用します。

このところこの組み合わせで使用してきたのですが、脱着レバーを操作しても ポートリプリケーターを取り外すことができなくなってしまいました。どうも脱着メカが 破損したようです。なんとか取り外したところ、振るとカラカラ音がしま ダメ元でリプリケーターを分解してみました。 ねじを回してみると、手応えのないものがあります。イヤな感じです。

[LINK] (禺画像])

内部を見ると、ねじ穴が割れてしまいねじ止めができなくなっていました。 これが原因でガタが生じ脱着メカがうまく動作しなくなってしまったのでしょう。

さて、ねじ穴を修復をするにはプラモデル用のパテなどを盛って作り直しますが、プラモデル用のパテ では強度に不安があります。今回は奮発してBONDICを使ってみました。 [LINK] (禺画像])

これは紫外線を当てると硬貨する樹脂の接着剤です。 樹脂を盛って紫外線を約4秒間当てるだけで硬化します。樹脂を少し盛っては硬化させ、必要な高さにします。 ヤスリなどで整形することができますし、ドリルで穴開けもできます。

実際にやってみました。とても簡単でスピーディーに作業ができます。

[LINK] (禺画像])

これは盛り上げたところ。

[LINK] (禺画像])

ヤスリで高さを調節し、ドリルでねじ穴を開けました。ここまで約15分と行ったところでしょうか。

組見立てて、脱着動作を確認し完成しました。

BONDICは高価ですが、作業性が非常に良く強度もあります。充分に元が取れる素材です。


コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット