TRN-8にAm9511を
2018-12-11


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Am9511とは、AMD社が開発し販売していたFloating Point Processor(FPP)である。 これをeBayで手ごろな価格で入手できた。入手理由は、TRN-8に搭載するためである。 しかしながら、越えなければならない山がいくつもある。

  1. クロック周波数。TRN-8のクロックは6.122MHzで、入手できたのはAm9511A-1DCで 3MHz。単純にTRN-8のクロックを分周して作成すればよいのだろうか。
  2. I/Oアクセスタイミングの違い。当然Am9511のI/Oは遅い。 WAITを挿入してタイミングを調整する仕組みが必要である。
  3. 電源の問題。Am9511は12Vが必要である。これは昇圧型のDC-DCコンバーターで 生成することになる。秋月で販売しているICを中心に組み立てるか、 AmazonやAli Expressで販売されている出来合いの物を組み込むか。悩ましい。
  4. TRN-8の追加改造。クロックとWAITを引き出す必要がある。
  5. ソフトウェアの問題。固定小数点・浮動小数点を取り扱う準備をする必要がある。 これはAMDのマニュアルを参照して作成するが、結構な量のコードを書くことになる。
  6. ライブラリー。Turbo Pascalなどからリンクするためのライブラリーが必要になる。

結構やることがある。ソフトウェアに関してはやり直しが簡単にできるが、 ハードウエアは簡単にできないから十分な検討が必要である。

当分楽しめそうだ。

[コンピューター]
[CP/M]

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