参考までに、ブロック図と回路図を再掲します。 [LINK] (禺画像])
[LINK] (禺画像])
前回までに、いくつか不具合を見付けました。
これらです。順序が変わりますが、簡単なところから解決していきます。
まずは、AF GAINの不具合から。反時計方向に回し切って、グランドと摺動子の間の抵抗値を測ると、なんと1KΩ近くありました。即刻、交換。AF GAINを反時計方向に回し切ると、音声は聞こえなくなりました。しかし、ハム音は聞こえます。
次は、V7b 1/2 6AQ8とV8 6AQ5にNFBをかけることに。回路はこのように変更します。 [LINK] (禺画像])
まず、V7 6AQ8回りの基板の加工をします。R31 1KΩのグランド側のパターンを切って、R31をグランドから浮かします。C33 30uFを取り外してR31の上に2階建てにしました。こんな感じです。 [LINK] (禺画像])
基板の裏でR31とグランドの間に、220Ωをはんだ付けします。こんな感じです。 [LINK] (禺画像])
OPTの8Ω出力と220Ωの間に2KΩを取り付けます。空いていた立ラグに取り付けて配線しました。 [LINK] (禺画像])
で、動作確認。見事に、「ぼ〜〜〜」と発振しました。正帰還になっていますので、OPTの一次側の配線を入れ替えて、再度、確認。今度は正常に音声が聞こえました。聞いた感じでは、「少しは、よくなったかな」程度の改善でした。ここは、気分の問題ですね。
使っていないV3b 1/2 6AQ8を使って、OSCのバッファーを追加しました。回路はJR-60を参考にして、このようにしました。 [LINK] (禺画像])
配線は、V3 6AQ8のソケット回りがごちゃごちゃしてしまいましたが、何とか完成。 [LINK] (禺画像])
効果は、ミクサー V2 6BE6の第一グリットに注入されるOSC電圧が下記のようになりました。
BAND | 改造前(Vp-p) | 改造後(Vp-p) |
---|---|---|
A | 0.48 | 0.64 |
B | 0.34 | 0.48 |
C | 0.16 | 0.22 |
D | 0.07 | 0.12 |
音声に混じるハムは、低い音と、それより高めの低い音があります。
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